OCN | マネー - 特集・入門 -

マンガ株式入門

今回からは実践編、早速口座開設してみよう。

証券会社を選んで「取引口座」の開設を

 今回からは「実践編」として、株式投資をしようと思い立った人が実際に株を買い、それを売って儲けを手にするまでにはどんな手続きが必要で、その場、その場でどう判断していくべきかを簡単に解説します。まず、やらなければならないのは証券会社選びです。「この会社に決めた」と意志を示すだけでは株の売買はできません。銀行で預金口座を開設するときと同じような要領で、証券会社で「取引口座」を開設しなければなりません。


証券会社にも様々なタイプがある

 証券会社は店舗の数が多い三大証券からインターネット上だけで営業する会社まで、それこそ星の数ほどあります。どこを選ぶべきか、ここであなたは慎重な判断が必要です。というのは、会社によって取引できる株の種類も、注文の方法も、委託手数料の高い、安いも、提供するサービスの種類や充実ぶりもまちまちだからです。「どこでも同じ」ではありません。自分に合わない証券会社を選ぶと、きっと後悔します。


ポイントは「サービス」と「安さ」

 証券会社選びの最大のポイントは、「サービスの充実を選ぶか、(委託手数料の)安さを選ぶか」です。言い換えれば「親切にいろいろ教えてほしいか、必要なことは自分で調べて勉強するから安くすませたいか」です。前者は初心者向き、後者は中級者以上向きと言えるでしょう。なお、同じ証券会社でも、サービス内容や手数料に差のあるコースをいくつか用意しているケースがありますので、資料を取り寄せたらよく読んでください。


口座とお金の動き

 証券会社が決まったら、申し込んで「証券総合口座」と「特定口座」を開設します。申し込みの際、本人確認のために運転免許証など身分証明書の写しが必要になります。証券総合口座は取引のための口座で、特定口座は税金の申告のための口座です。株を買うときは、証券総合口座に購入代金と委託手数料を振り込み、引き落としてもらいます。株を売ると、売却代金から委託手数料が天引きされて、自分の証券総合口座に振り込まれます。


源泉徴収と確定申告

 証券総合口座と一緒に開く特定口座には売買の日付や株数、取引金額、税額などが記録されます。受け取った配当金の金額や税額、株数の増加なども記録されます。記録は証券会社から税務署に通知されますから、「源泉徴収あり」を選択すれば株の儲けを確定申告する必要はありません。ただし、1年間の売買、配当金を合計すると損が出て、その分の税金の還付を受けたいとき、損を翌年以降に繰り越したいときは、確定申告が必要です。


〈次回予告〉
次回は、取引前の入念な情報収集の勧めです。

(2007.02.08)

寺尾 淳(てらお じゅん)
同志社大学法学部卒。経済関係出版社勤務等を経て86年からフリーランス。86〜92年「週刊現代」「NEXT」で主に経済記事を執筆。92年以降「Forbes日本版」を中心にビジネス雑誌の仕事を続ける一方、単行本も10冊以上出版している。更に詳しく
イラスト/ヨツモト ユキ
一覧にもどる