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マンガ株式入門

今回は株式欄の見方、情報の集め方、いつもの二人が新聞とにらめっこしています。

新聞の株式欄はどう見るの?

 株式市況を知るのに最も手軽な方法は新聞の株式欄でしょう。朝日、毎日、読売、日経の朝刊には前日、夕刊にはその日の途中までの株式市況が一覧表の形で載っています。一覧表は東証なら第一部、第二部、マザーズに分かれ、それぞれの上場銘柄が業種別に分類されて並んでいます。株式投資の基本知識としてここで、新聞の株式欄の見方を覚えましょう。その知識があればインターネットの株価情報画面を見るときにも応用がききます。

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様々な用語の意味を覚えよう

 株式欄は基本的に銘柄名と、「始値、高値、安値、終値」の4つの数字で表され、それを「4本値」と言います。始値はその日の最初の株価、高値はその日で最も高い株価、安値はその日で最も安い株価、終値はその日の最後の株価です。始値は取引が始まる午前9時の株価、終値は取引が終わる午後3時の株価と思って差し支えありません。終値を前日の終値と比較したのが「前日比」です。「売買高」はその日に取引された株数の合計です。

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銘柄によって売買高の単位が違う

 株式欄の株価、前日比の数字は、たとえば867とあれば867円とそのまま読むのが基本ですが、銘柄によっては100円単位です。売買高の数字は1000株単位が基本ですが、銘柄によっては1株単位です。それに該当するかどうかは、銘柄名の前に付くアルファベットの記号と、株式欄の隅にある「株式欄の見方」の説明を突き合わせればわかります。Bなら株価は100円単位、B、C、Dなら売買高は1株単位です(日経新聞の場合)。

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「−」は「できず」、数字の白抜きは最高値、最安値

 始値、高値、安値に数字ではなく「−」が入った銘柄は、その日は取引が成立しなかった銘柄で「できず」と読みます。終値に数字が入っていてもそれは「気配値」と言って正式な株価ではありません。前日比に書かれた「ウリ」は売り気配、「カイ」は買い気配と読みます。高値、安値の数字が白抜きになっているのは、3月末までは昨年以来の最高値、最安値、4月以降は今年の最高値、最安値を意味します(日経新聞の場合)。

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証券コードを手がかりに

 新聞の株式欄にはありませんが、投資家のバイブルと呼ばれる「会社四季報」「日経会社情報」やインターネットのサイトで個別の銘柄のくわしい情報を検索したいときは、「証券コード」を手がかりにすると便利です。証券コードは上場銘柄の「背番号」で、売買注文もそれで行えます。銘柄名に証券コードをつけて呼ぶくせをつければ、同じグループ内の別の会社、社名がまぎらわしい会社と取り違えるミスを防ぐことができます。

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〈次回予告〉
次回は、「株価チャートを読むのは難しくない」です。

(2007.03.08)

寺尾 淳(てらお じゅん)
同志社大学法学部卒。経済関係出版社勤務等を経て86年からフリーランス。86〜92年「週刊現代」「NEXT」で主に経済記事を執筆。92年以降「Forbes日本版」を中心にビジネス雑誌の仕事を続ける一方、単行本も10冊以上出版している。更に詳しく
イラスト/ヨツモト ユキ
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