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マンガ株式入門

株式投資の醍醐味、今回は銘柄選びの解説です。

取引ができる最低限の株数

 今、日本の証券取引所に上場している株式銘柄数は、およそ4000あります。あなたはその全てを証券会社等を通じて自由に買って、売ることができます。証券会社によっては、ニューヨークや香港など外国の証券市場に上場する銘柄も取引できます。ただし、各銘柄はそれぞれ取引ができる最低限の株数が決められていて、「その株数×その時点の株価(+売買手数料)」以上のお金を用意しておかないと、株を買うことはできません。

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経済情報から業種選びの判断を

 新聞の株式欄も、「会社四季報」や「日経会社情報」も、銘柄は業種ごとにまとまっています。業種を選ぶことは、銘柄選びの基本中の基本です。株式投資は、今、買える業種、買えない業種を判断することから始まると言っても過言ではありません。たとえば、為替レートが大きく円高に振れている時は、自動車のような輸出型の業種は株価の上昇が期待薄です。業種選びの際の判断基準は、経済を少し勉強すればわかるようになります。

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「大型株」「中・小型株」とは?

 同じ業種の中でも、会社の規模はそれぞれ違います。たとえば同じ「銀行」でも、巨大な四大メガバンクから十数店舗の第二地方銀行まであります。株式投資の世界では、メガバンクは「大型株」、地方銀行の大部分と第二地方銀行は「中・小型株」と分類されていて、それぞれ株価の動き方などに特徴があります。メガバンクの場合は銀行単独ではなく金融グループ全体を代表する持株会社が上場していますので、なおいっそう大型です。

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「値がさ株」「低位株」の特徴

 新聞の株式欄を眺めれば、同じ業種の中でも株価にけっこう凸凹があることに気づくと思います。株式投資の世界では株価が高い銘柄を「値がさ株」、安い銘柄を「低位株」と呼んでいます。株価が10%アップしたときの儲けは、1万円の値がさ株は1000円、300円の低位株は30円です。低位株のほうが不利に見えますが、実際は業績の足踏みのような株価を安くする悪材料が解消されたら、一気に高騰する可能性を秘めています。

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3つの指標から「割安株」を探す

 銘柄選びの王道は、実力はあるのになぜか株価が低く抑えられている銘柄「割安株」を丹念に探すことです。会社の実力は、公表されている業績データで判断できます。実力と比べて株価が割安かどうかを判断するには、PER、PBR、PCFRのような便利な指標があります。今、光っている玉ではなく、磨けば光る玉を見つけてください。ブームをやみくもに追いかけていると、光が消えていく玉や、石ころをつかむおそれがあります。

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〈次回予告〉
銘柄を決めたら早速注文、次回は買い注文の仕方です。

(2007.05.10)

寺尾 淳(てらお じゅん)
同志社大学法学部卒。経済関係出版社勤務等を経て86年からフリーランス。86〜92年「週刊現代」「NEXT」で主に経済記事を執筆。92年以降「Forbes日本版」を中心にビジネス雑誌の仕事を続ける一方、単行本も10冊以上出版している。更に詳しく
イラスト/ヨツモト ユキ
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