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マンガ株式入門

株式投資で利益を出すための基本技と戦略を内緒で教えちゃいます。

株価は2つの線の間を往復している

 「実践編」の最後で2回にわたり、株式投資で利益を出すための基本技と戦略についてご紹介します。まずはじめに株価チャートに「トレンドライン」を引いてみます。並んでいるローソク足の上の端を結んだ線、下の端を結んだ線を引きます。アバウトでけっこうです。上の線を「上値抵抗線」、下の線を「下値支持線」といい、株価は2つの線の間を往復しています。そのため、下値支持線上の株価で買えば、上がる確率はかなり高くなります。

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「エリオットの波動原理」とは?

 次は「ピークから2回目の底で買い、底から3回目のピークで売る」という作戦です。株価が下落したら、1回上がってまた下落したときが買い時で、株価が上がり始めたら、1回目、2回目の下落をやり過ごして3回目の下落がくる前が売り時です。理屈はありません。何万もの株価チャートのパターンを研究したアメリカのエリオット氏がそう言っています。これは「エリオットの波動原理」といい、意外によく当たると言われています。

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「割安株」を探し出すことが株式投資の王道

 株式投資の王道は会社の実力に比べて株価が安い「割安株」を探し出すことですが、買いのタイミングがよければ株価がすぐに上昇気流に乗り、結果が早く得られます。「ローソク足の下ひげが長くなる」「売買高が増え始める」はたいてい株価が上がる兆候で、その他、信用倍率(信用取引の買い残÷売り残)が底を打った時や、移動平均線の短期線が中期線を上に突き抜ける「ゴールデンクロス」も、買うのに良いタイミングです。

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移動平均線の中期線とローソク足の位置関係

 株価チャートの移動平均線の中期線とローソク足の位置関係は、買い時、売り時の判断に使えます。ローソク足の陽線が移動平均線を上に突き抜けると買いで、陰線が移動平均線を下に突き抜けると売り。ローソク足と移動平均線がともに右肩下がりでも、ローソク足が移動平均線より下に離れすぎると底打ちが近く、買い時です。ともに右肩上がりの局面でも、ローソク足が移動平均線より上に離れすぎると、下落が近いので売り時です。

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「リスクの分散」を心がけよう

 日本の産業界は、為替レート、金利、原油や農産物や半導体などの価格の動きに大きく影響されます。株価もそれに敏感に反応します。たとえば、円安でメリットを受けられる銘柄ばかり持つと、急に円高に振れたら大損する危険があります。為替や金利や原油価格がどっちに転んでもいいように資金を複数の銘柄に分ける「リスクの分散」を心がけていれば、大儲けはできないけれども大損も避けられ、長期的には安定した利益が望めます。

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〈次回予告〉
次回は実践編最終回、株式投資で資産を増やす基本戦略です。

(2007.07.12)

寺尾 淳(てらお じゅん)
同志社大学法学部卒。経済関係出版社勤務等を経て86年からフリーランス。86〜92年「週刊現代」「NEXT」で主に経済記事を執筆。92年以降「Forbes日本版」を中心にビジネス雑誌の仕事を続ける一方、単行本も10冊以上出版している。更に詳しく
イラスト/ヨツモト ユキ
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