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■抵当権とは

1.抵当権

抵当権とは住宅ローンなどでお金を借りた時に、金融機関が土地や家を借金の担保として設定するものです。つまり、住宅ローンの返済ができなくなったときは、その土地や家を金融機関が売却処分することができる権利のことです。

抵当権が設定されていても、自由にマイホームに住めて、また自由に売却することができます。抵当権設定の契約をするのは、本来は住宅ローンを借りる人の自由ですが、抵当権を設定しないと、金融機関は住宅ローンを貸してくれません。

抵当権設定の契約は、書面だけでも効力がありますが、住宅ローンでは通常、抵当権設定登記をします。抵当権設定登記は法務局に届け出をします。これにより、金融機関は住宅ローンの返済ができなくなった時に土地や家を優先的に競売などで売却できる権利を国に保証してもらうことができます。住宅ローンの場合、抵当権の設定手続きは一般に金融機関と提携している司法書士が代理で行います。借りる人は、金融機関の指示通りに必要書類をそろえて司法書士に印紙代や手数料を支払えば、自分で手続きをする必要はありません。

住宅ローンの返済が終了したときは、抵当権設定登記を消す作業をします。これを抵当権抹消登記といいます。
一般に金融機関からは、抵当権抹消のための書類を送ってくるだけで手続きの代理は行いません。抵当権抹消登記は自分で法務局に行って手続きをするか、自分で司法書士を探して手続きの代理を依頼することになります。

2.根抵当権

抵当権の一種に根抵当権があります。
抵当権がある特定の借り入れについて担保を設定するのに対して、根抵当権は不特定の借り入れについて、極度額(限度額)まで担保を設定できます。
抵当権は通常、お金を借りたら設定し、お金を返したら抹消します。
しかし何度もお金を借りて返すような場合、その都度、抵当権を設定したり抹消したりするのは、非常に手続きが面倒です。
そこで登場したのが根抵当権という制度です。金融機関が貸すお金の極度額を決めて、その金額の範囲内であれば、抵当権を設定したり抹消したりしなくても、何度でもお金を借りたり返したりすることができるので、手続きが簡単になります。 抵当権は主に住宅ローンなど1回限りの借り入れの場合に利用されます。
これに対して、根抵当権は主に小売店が問屋から仕入れる場合など、何度も継続的に行われる借り入れに利用されます。

注意点としては、抵当権の場合、ローンを完済してしまえば、抵当権の抹消手続きをしていなくても効力はありません。しかし根抵当権の場合は、ローンの完済後でも抹消手続きをしないと効力が残ったままとなります。たとえば、根抵当権を設定している金融機関以外の金融機関から有利な金利で新たに借り入れをしたい場合に、根抵当が残っていると借り入れができません。根抵当権は、借金を返したら速やかに登記を抹消しましょう。