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生活の場面別

介護と老後の住まい

■介護施設の種類と入所条件

子供の世話にはなりたくないと、施設入所を検討している人もいるでしょう。ここでは、高齢者向けの介護施設をご紹介します。

  • 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
    在宅介護が困難な高齢者向けの介護施設です。長期入院をしない限り終身で居住できるため、新規の入所は難しいのが現状です。介護度や介護者の有無などで入居できる優先順位が決まります。
  • 介護老人保健施設
    病院から退院した後、自宅で生活できるようにリハビリや介護をする施設。短期の入居を前提としているので、数ヶ月〜半年で退所する必要がありますが、自宅に戻らずに別の同施設に入所する人も少なくありません。
  • 介護療養型医療施設(療養病床)
    急性期の治療が済んだ後に、長期にわたって療養治療をする医療施設。2011年に廃止される予定でしたが、当面は見送られました。
  • グループホーム:認知症の高齢者が家庭的な環境で共同生活を送る施設。5〜9名を単位(ユニット)として、個室と共同のリビングで構成されています。
  • ケアハウス(軽費老人ホーム)
    自炊はできないものの、自立した生活が送れる高齢者を対象にした施設です。最近では介護サービスを行うところも増えています。
  • 介護付有料老人ホーム
    施設によって、受け入れる介護の程度、料金はまちまちです。介護保険が使えますが、それ以外の料金もかかります。入居一時金はかからないところから、億単位となっているところまで、費用・サービスとも千差万別です。
  • 住宅型有料老人ホーム
    食事のサービスが付いた高齢者向け住居施設です。介護付に比べると料金、入居費ともに安くなっていますが、それでも少なくない金額がかかります。介護が必要になった時は、外部の介護サービスを利用します。
  • 高齢者専用賃貸住宅
    高齢者向けに対応した賃貸住宅。食事の提供などを行うものは「適合高専賃」といいます。介護付と介護なし(外部サービス利用)があります。

最初の3施設は費用が安いのですが、入居が難しい傾向があります。グループホームとケアハウスは小規模のものが多くなっています。有料老人ホームと高齢者専用賃貸住宅は、大手資本の進出もあって最近増えています。実際に施設を訪問して、雰囲気を目で確かめることが大切です。

介護施設の入所条件と平均的な費用

施設の種類 入所条件 月額費用(平均的な金額)
特別養護老人ホーム 65歳以上で、要介護1以上 相部屋8万円、個室14万円
老人保健施設 65歳以上で、要介護1以上 相部屋8万円、個室14万円
介護療養型医療施設 医療ケアが必要な要介護1以上 相部屋8万円、個室14万円
グループホーム 要介護1以上の認知症高齢者 10〜20万円。
入居一時金が必要な場合もある。
ケアハウス 60歳以上 10万円程度。
入居一時金が必要な場合もある。
介護付有料老人ホーム 60歳以上が多い 18万円〜。
入居一時金1〜2,000万円。
住宅型有料老人ホーム 60歳以上が多い 13万円〜。
入居一時金1,000万円程度。
高齢者専用賃貸住宅 60歳以上が多い 5〜20万円。