OCN | マネー - 家庭のマネー学 -

家庭のマネー学 ライフプランから資産運用まで〜 あなたと家族を守る人生ガイド

生活の三大資金

教育資金

■教育資金を保険で準備する

教育資金は、お子様の進学時期にあわせて、早めに準備をすることが大切です。教育資金は、預貯金で準備をする方法の他、保険商品や金融商品などで準備をする方法もあります。教育資金を保険で準備をする方法として学資保険を見てみましょう。

学資保険というのは、将来の教育資金を積み立てることを目的として、保険と貯蓄がセットになった保険です。学資保険の最大のメリットは、保険を契約している親が万が一、死亡したり、高度障害になった場合、それ以後の保険料の支払いが免除され、満期時には当初通りの満期保険金を受取ることができることです。一方、デメリットは、一部の保険会社の学資保険を除いては、満期保険金が払込総保険料を下回る(元本割れ)になっていることです。たとえば、学資保険の代表的なものに、かんぽ生命の学資保険があります。かんぽ生命保険では、「貯蓄重視型」の「新学資保険」や「保障重視型」の契約期間中は育英年金が支給される「新育英学資保険」などがあります。30歳の父親が18歳満期で300万円を加入する場合、毎月の保険料は1万3890円で、18年間の払込総保険料は満期保険金と同じ300万円になります。(2011年1月20日現在)つまり、貯蓄性がない学資保険ということです。このように払込総保険料が満期保険金より少なくならない理由は、満期保険金以外にも、死亡保険がセットになっているため、そのための保険料も加算されているからです。

各保険会社が現在販売している学資保険には、大きく分けて「貯蓄重視型」と「保障重視型」の2種類があります。

  • ・貯蓄重視型は、払込総保険料に対して満期保険金を大きくして、教育資金の準備を重視したもので、一方、親の死亡保障がほとんどないものです。
  • ・保障重視型は、反対に親の死亡時の死亡保険金が支払われたり、親の入院保障や医療保障を重視し、その代わりに貯蓄性を低くしたものです。

どんな目的で学資保険に加入するのかによって、選ぶ商品が違ってきます。生命保険会社、損害保険会社、JAなどの金融機関の様々な商品がありますので、目的や保障内容にあった保険を選ぶことが大切です。現在加入している生命保険に十分な死亡保険や医療保険に加入しているなら、新たに加入する学資保険の方は貯蓄重視型を選ぶことをお勧めします。

また、学資保険でなく、終身保険でも、使い方を工夫すれば、教育資金の準備ができる方法として、「低解約返戻金型終身保険」があります。低解約返戻金型終身保険とは、保険料払込期間中の解約返戻金が低い分、保険料が割安になっています。保険料の払込み終了後の解約返戻金が高くなります。保険料の払込み終了の時期を、子どもの教育資金などが必要になる時期に設定して、解約して、解約返戻金を受け取るというものです。ただし、解約の時期が保険料の払い込み終了前では、払込総保険料より解約返戻金の方が少なくなる可能性があるので注意が必要です。

教育費を保険で準備するときのポイントと注意点を挙げると次のようになります。

  • ・払込総保険料が満期保険金より多い商品もあるので、商品を選ぶ場合は確認をする
  • ・学資保険は、「貯蓄重視型」と「保障重視型」があるので、目的や保障内容のあった商品を選ぶ
  • ・学資保険以外の終身保険も検討してみる。ただし、商品や解約の時期によっては、払込総保険料が満期保険金より多い商品もあるので、加入前に販売担当者に確認をすること
  • ・「低解約返戻金終身保険」は、途中解約すると解約返戻金が元本割れする可能性があるので注意が必要