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ファミリー世代/家族で考える住まいと教育

子どもの教育費はいくらかかる

■高校奨学金の賢い利用法

厚生労働省の調べによると、平成3年から現在まで約20年もの間、給料やボーナスなどの賃金が減少しています。そのため子どものいる家庭では、教育費の負担が高まっています。特に私立高校に進学する場合には、家計への負担が大きくなります。

高校でも奨学金の利用は可能

意外と知られていませんが、収入や貯蓄だけでは学費が払えそうにない場合、収入の条件を満たせば高校でも奨学金が利用できます。

高校の奨学金は都道府県単位で運営されており、例えば東京都の場合は、公益法人東京都私学財団が行っています。成績や収入によっては有利子のものしか選べない場合もある大学の奨学金とは違い、貸与された高校奨学金は、すべて無利子となっていることが特徴です。

東京都に在住で自宅から国公立高校に通う場合、在学期間中の貸与月額は1万8,000円、私立高校は3万5,000円となっています。神奈川県に住んで自宅から国公立高校に通う場合には、貸与月額は1万8,000円または2万円の選択、私立高校なら3万円または4万円の選択です。
また、高校1、2年生のときには借りずに、塾代や受験費用がかさむ高校3年生になってから申請することも可能です。
返済期間は貸付終了後、6カ月経過後から、概ね11年〜13年となります。ただし、大学在学中は返済が猶予されます。

保証奨学金の申請は、「予約募集」と「在学募集」の2つ

高校奨学金の申請は、「予約募集」と「在学募集」の2つがあります。「予約募集」は、高校入学前の募集で、進学する前年に在学している中学校の奨学金窓口に申し込みます。締め切り期日は各中学校が定めます。
「在学募集」は、高校在学中に募集するもので、各学校が定める期日までに、在学している学校の奨学金窓口にて手続きを行います。
また、高校在学中に限って募集する「緊急募集」もあり、こちらは家計の急変で奨学金を緊急に必要とする場合に、随時申し込むことができます。在学している学校の奨学金窓口にて受け付けています。
公立高校の授業料は無償化されていますが、私立高校では、公立高校授業料相当の11万8,800円が修学支援金として助成されます。収入によっては上乗せもあります。

私立高校では授業料の軽減も

私立高校ではさらに、収入次第で授業料の軽減制度が利用できます。例えば、東京都の私立高校等授業料軽減助成制度では、4人家族で年収目安が約350万円〜760万円の場合、授業料軽減助成金と修学支援金として年間22万900円の軽減措置が受けられます(平成24年度)。
東京都は収入基準が幅広いので、軽減措置の対象となる家庭は多いといえます。申請用紙は例年、6月ごろ配布しており、助成金は11月中に保護者の口座に振り込まれます。
問合せ先は公益財団法人東京都私学財団、または東京都生活文化局私学部私学振興課です。

<参考>東京都の高校奨学金予約募集(平成24年度)

学種 募集人数 貸付月額
国公立 私立
高等学校・専修学校高等課程 700人程度 1万8,000円 3万5,000円
問合せ先 (公財)東京都私学財団振興部
電話 03-5206-7929
生活文化局私学部私学振興課
電話 03-5388-3174、3183