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生活の場面別

死亡と相続

■遺産分割協議書の作成

全体のまとめ

遺産を分ける話し合いの結果を文書にしたものが遺産分割協議書です。特に定まった形式はありません。相続する財産とそれぞれの財産を相続する人が分かるように書くことが重要です。共同相続人は印鑑証明書を用意して、協議書に実印で捺印します。

基礎知識

亡くなった人を被相続人といい、財産を受け継ぐ人を相続人といいます。相続人が複数いる場合は、全員を共同相続人といいます。被相続人に遺言が無かった時、あるいは遺言があったとしても、被相続人が遺言で指定した分け方ではない遺産分割が共同相続人間で合意された場合には、遺産分割を行うことができます。

解説

文書のタイトルとして「遺産分割協議書」と書きます。次に、被相続人と共同相続人が特定されるように相続発生日(死亡した日)、相続人の氏名・生年月日・本籍地・最終の住所、共同相続人の氏名・続柄などを書いて、遺産を分割して取得する旨を書きます。その後、具体的な財産とその財産の相続人が分かるように書いていきます。最後に、遺産分割協議の整った日を記入し、共同相続人全員が署名捺印をします。

専門家としてのアドバイスと注意点
  • 1. 財産を分ける話し合いは、互いに譲り合いで行う(相続人全員が、『遺産分割の争いが起きた時にはこうする』で説明する民法第906条をお読みになることをお勧めします)
  • 2. 不動産の表示は、登記簿謄本(登記事項証明書)どおりに書く
  • 3. 登記していない建物がある場合は、固定資産税評価証明書どおりに書く
  • 4. 金融資産は、換価するのか、そのまま名義を変更するのか、わかるように書く
  • 5. 遺産分割協議書の用紙が複数になる場合は、契印を押す
  • 6. 各共同相続人の人数分、書類を作成する
  • 7. 各共同相続人の印鑑証明書を用意し、実印で押印する
  • 8. 相続財産を受けとらない人も、印鑑証明書を用意し、実印で押印する
  • 9. 印鑑証明書の発行日は、できるだけ直前のものが望ましい
  • 10. 代償分割(たとえば、共同相続人のうち一人が不動産を取得し、他の相続人に現金を渡す場合)をする場合は、その旨を協議書に記載する。

遺産分割協議書