OCN | マネー - 家庭のマネー学 -

家庭のマネー学 ライフプランから資産運用まで〜 あなたと家族を守る人生ガイド

生活の三大資金

住宅資金

■家は買うか借りるか

賃貸と持ち家、どちらが得?

「賃貸と持ち家のどちらが有利か?」については、ライフランを考えるにあたって大きなテーマとなります。50年間の総支出を計算すると、たとえば、4000万円の新築分譲マンションを購入した場合、購入代金、住宅ローン金利、固定資産税、管理費、修繕積立金の総額は約9700万円になります。一方、同レベルの賃貸マンションを6年ごとに新築マンションに住み替え、家賃は2年ごとに1%上昇し、住み替え時に家賃6ヶ月分の住み替え費用を負担すると約9800万円になり、持ち家も賃貸も総額はほぼ同じになります。したがって、どちらにするかの判断、その人が理想とするライフスタイル、人生設計によって異なってくるため、経済的な有利不利ということではなく、「自分の人生の中で住居とはどういう意味を持つのか?」を整理して決断する事が望ましいと言えます。

高度成長期時代は土地の値段がドンドン上がったため、家を買う事はそのまま資産形成に繋がりました。大きな会社に入って、その信用力でいち早く住宅ローンを組む事が勝利の方程式だったのです。限られた狭い国土の中で早く自分の家を確保しなければ値上がりして買えなくなってしまう時代でした。こういった歴史的背景もあり、日本では持ち家に強いこだわりをお持ちの方もおられます。

しかし、現在は土地の値段は上がらず、人口が減る時代です。2011年1月1日に厚生労働省が公表した年間動態統計の推計によると、2010年の我が国の人口減少幅は、12万3千人減と過去最大になりました。すでに世帯数より住居数の方が多い時代に突入しているため、過去と状況が変わってきていることは確かです。

金融広報中央委員会のアンケート調査では「マイホームを取得する予定がある」人と「取得する考えはない」人の割合はほぼ拮抗しています。ただし、平成22年度調査を地域別に見てみますと四国、関東、中部地方ではマイホーム取得予定がある人が30%を超えていますが、北陸、北海道では15%以下と地域によってかなり差があります。

他人の意見や状況に流されず、しっかりとした目的意識をもって決断しましょう。

家は買うか借りるか

FPからのアドバイス

持ち家派の方は、住宅購入を検討する際に子どもの教育資金や自分たちの老後資金の確保も合わせて検討した上で決断するようにしてください。

賃貸派の方も、住宅を購入しなくとも住宅資金が不要になるわけではありません。将来の家賃分を十分に準備しておくことが必要です。