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生活の三大資金

住宅資金

■自己資金の貯め方と親からの贈与

最近は購入資金の全額を貸してくれるローンも珍しくなくなったため、頭金は必須ではなくなりました。しかし、頭金を用意する事によって、

  • ・借り入れ審査が通りやすくなる
  • ・毎月の返済額とトータルの支払い利息が減る(図参照)
  • ・将来の借換えなど、ローンの変更が柔軟にできるようになる
  • ・頭金を20%以上用意している人には優遇ローンを用意している銀行がある

ため、自己資金の大切さは変わりません。自己資金は自分で貯めるのが基本ですが、現在は親が子供に住宅取得資金を援助した際の贈与税を優遇する制度が充実しているので、贈与を受けて頭金とするのも良い案です。

頭金と総返済額と毎月支払額の関係

自己資金を自分で用意する場合は、ローンを払ったつもりで貯金することが有効です。住宅購入の予算と借り入れ年数を決めると、毎月のローン返済額が計算できますので、その金額と現在の住居費の差を毎月貯金するのです。これを行うことによって、ローンを支払い続ける自信と、日々目標に近づいている実感が持てます。

また、2011年に利用可能な贈与税の特例は

1.暦年課税制度
年間110万円までの贈与には贈与税がかからない制度

2.相続時精算課税制度
20歳以上の子に親が住宅取得資金を贈与した場合、2500万円まで贈与税の支払を親が死亡するまで猶予し、相続時に相続税として精算する制度。相続税は贈与税より控除枠が大きいため、節税効果が期待できる

3.住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の特例
所得が2000万円以下の子供または孫に住宅取得資金を贈与した場合、2011年は1000万円まで、贈与税を免除する制度。

1.と2.は併用できませんが、1.と3.または2.と3.の組み合わせが可能です。

FPからのアドバイス
  • ・頭金は必須ではないが、あった方が有利。
  • ・住宅購入を考えた時、まずは両親にも相談してみよう
  • ・「安定した職業で生活資金に余裕があれば頭金0でも問題ない」は本当かもしれないが、「安定した職業で生活資金に余裕があるのに貯金0」と言い換え可能な事に注意
  • ・頭金は多い方が有利だが、万が一の備えとして手元に半年程度の生活費を残しておく事が望ましい