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■変動金利型の仕組みと利用の注意点

全体のまとめ

住宅金融支援機構の調べによれば、平成21年度の新規貸出ローンにおける金利タイプ別の貸出実績で、変動金利型ローンの占める割合は、48.7%です。これは平成18年の14.0%と比べると3倍以上の伸びになります。変動金利型のローンは、固定金利型のローンより金利が低く設定されていることがその理由です。しかし、変動金利は半年ごとに金利が見直されます。現在は低金利時代ですが、今後、市場の金利が上昇し始めると、いち早くその影響を受けます。当初の低金利だけに目を奪われずに、仕組みを理解したうえで選択するようにしましょう。

基礎知識

変動金利型は、半年ごとの金利見直し時に金利が上がると利息が増えます。 しかし、月々の返済額は「金利の見直しと同じ時期に変更されるタイプ」と「5年に1回見直し、その際の返済額の上昇も1.25倍を上限にするタイプ」の2種類があります。多くは5年に1度見直されるタイプです。

解説

返済額が5年ごとに変更されるタイプは、返済額が頻繁に変動することを防ぐための工夫なのですが、返済額が変更されなくても、利息が増えることに変わりはありません。そのため、金利が大幅に上昇すると、毎月返済を続けているのに元本が全く減らず、利息だけが増えていく、いわゆる未払い利息が発生する恐れもあります。

未払い利息の例(1800万円を30年間変動で借り入れ)

FPからのアドバイス
  • ・みんなが選んでいるから安心と考えてはいけない
  • ・将来の金利がどうなるかは様々な予測があるが、確実に言える事は金利が上昇した際に実際に困るのは予測した人でなく借りた人
  • ・変動金利と固定金利の毎月支払金額の差を損得で考えてはいけない。将来の金利上昇リスクを銀行が負うのか、自分で負うのか、の保険料として考えること
  • ・変動金利型のローンは固定金利型のローンに比べて将来の金利動向等、考慮しなければいけないことが多い。将来、金利が上がって返済ができなくなる心配があるなら、固定金利型を選び、変動金利型は選ばないようにする