OCN | マネー - 家庭のマネー学 -

 

家庭のマネー学 ライフプランから資産運用まで〜 あなたと家族を守る人生ガイド

目的別

リスクをとって殖やす

■海外債券投資の魅力とリスク

海外市場で発行された債券は、日本の債券と比べて高い利回りで設定されていますので、高い収益を目指す投資として注目されています。国内債券と同様の価格変動リスクの他に、「為替変動リスク」や「海外の国や企業等の信用リスク」が加わりますので、リスク(収益の振れ幅)が大きい投資となり、よりも慎重な投資判断が求められます。

リスクのうち、海外債券投資の特有の「為替変動リスク」と「海外の国や企業等の信用リスク」を見ていきます。 海外債券は、円建て債と外貨建て債に分けられます。このうち為替変動リスクは外貨建て債で生じます。購入時よりも円高・外貨安になっていれば為替差損を被り、逆に円安・外貨高になっていれば為替差益が得られます。

次に信用リスクですが、信用力(発行主体が利払いや償還を行なえない事態に陥る可能性の高低)を基準に外国債券を分類すると、1.先進国公社債、2.ハイイールド債(高利回り債)、3.新興国ソブリン債の3つに分けられます(それぞれの内容は図表を参照)。1.、2.、3.の順に信用力が低くなり(信用リスクは高くなり)、その見返りとして金利が上乗せとなります(高い金利を付けないと、投資家に購入してもらえないため)。たとえばAAA格の債券とBBB格の債券を比較すると、信用力に応じた金利差があり、投資家から見るとBBB格のほうが高い金利を期待できるわけです。

海外債券の種類

それでは海外債券投資をするうえで大事なポイントを指摘します。

  • 1.為替相場の流れを掴み、できるだけ円高圏内での投資を心掛けたほうが、その後の運用成果向上につながります。また、ハイイールド債(高利回り債)や新興国ソブリン債の高い利回りは購入意欲をそそりますが、発行主体の信用力が低い分、ハイリスク商品となります。特にBB格以下は「投機的格付け」と言われていますので、注意が必要です。
  • 2.外国企業や新興国の情報は入手しづらいといった難点があります。購入に際しては、ネットなどを駆使して、積極的に情報を集めることが大切です。また、他の金融商品と同様に「わからない金融商品は購入しない」といった基本姿勢は維持したいところです。