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リスクをとって殖やす

■上手な利益確定と損切りの仕方

満期のない金融商品は、「値上がり益」が利益の中心となり、いつ売るかといったタイミングが重要です。ここでは満期のない金融商品の代表として、株式投資を例に見ていきます。

私たちの多くは、株価が上がっていれば、まだ上がるだろうと考え、下がっていても、もしかしたらそろそろ反発して上がりだすかも、と考える傾向にあります。しかし、株価は思い入れでは動いてくれません。株式を売る決断は、損益を確定させるとても難しい判断です。予め利益確定や損切りのイメージを持ち(できれば「自分のルール」をつくる)、どれだけ冷静に利益確定もしくは損切りをするかが、投資を継続していくための秘訣です。

改めて言葉の意味を整理します。「利益確定」ですが、含み益(持っている株式の時価が買った時よりも高く、利益が含まれている状態)が出ている株式を売却して、利益を実現することをいいます。「損切り」とは、含み損(逆に損失が含まれている状態)を抱える中で株式を売り、損失を確定することをいいます(図表)。

利益確定および損切りのタイミング(例)

それでは、「利益確定」と「損切り」の仕方を見ていきます。

利益確定の仕方ですが、大事なことは自分の利益確定ルールを決めることです。株価推移を見て、1.動きのトレンドを確認して売る、2.ある株価(たとえば20%アップ)になったら機械的に売る、3.株価が企業の儲けに比べて割高(当該企業の株式の人気が高まり過ぎた状態)な時に売る、といった方法です。その後株価が上がると「まだ売らなければよかった」と悔しさがこみ上げますがあくまでも「利益獲得」を重視しましょう。

損切りの仕方ですが、1.ある価格(たとえば10%ダウン)になったら機械的に売る、2.直近の最安値を抜いて下落した場合に売る、などが候補だと思います。多くの株価推移を見て経験を積み、自分のルールを確立していきます。

最後に指摘したいのは「塩漬けにしないこと」です。損切りの判断をしないまま、ズルズルと株価が下がり、売るに売れない状態を回避することです。リーマンショックで多くの投資家は、「さっさと損切りをして、成長企業の株式や、割安に放置されている株式を見つけて投資をすること」の重要性を学んだところです。