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仕事

■働き方による生涯賃金の比較

妻が30歳以降専業主婦になるより、正社員で働けば生涯賃金は6倍も多くなる

一般的な会社員世帯では、子どもを育て、マイホームを購入するライフプランを確実に実現させるためには、多くの場合、共働きをすることになります。しかし、最近では保育園の待機児童問題に代表されるように、公的な支援は不十分です。そこで、夫婦で話し合って、夫婦それぞれが仕事を頑張りたい時期、出産や子育てに比重を置きたい時期、両親の介護を行う必要がある時期には、夫婦で我が家のワーク・ライフ・バランスを十分話し合うことが大切です。特に子どもの就学時以降は、子供が自立し、生活指導や進学問題を抱えることになるので、子育てや家庭生活を母親にだけ任せるのではなく、父親としてもより一層の協力が重要です。

家庭での、家事,育児などの時間が少なくなれば、妻の仕事の時間は長くなるので、パートではなく、非正社員や正社員として働くことができます。
総務省の「労働力調査」によると、男女の働き方による平均生涯賃金(現役時代の賃金収入と老後の公的な年金の合計)は、女性が子育てのために30歳で退職し、その後は再就職せず専業主婦で過ごした場合の生涯賃金は3000万円です。しかし、30歳で子育てのために退職しても、40歳から定年まで週40時間程度の非正社員として働くなら、生涯賃金は8200万円になります。

そして、夫の協力もあり、子育て期間中も産休程度だけで定年まで正社員として働ければ、生涯収入は1億7800万円と大きな収入が得られます。

就職難でも何とか正社員として頑張ろう

最近は企業の不況が長引いて、就職難が続いています。また、せっかく就職できても、「7・5・3現象」といって、就職してから3年以内の離職率が大卒3割、高卒5割、中卒7割となっています。しかし、若年離職者の再就職は容易ではありません。そのため、長期間再就職ができず、フリーターやパラサイトも増えています。しかし、今は親元で生活しているので、バイトでも食べていけますが、やがて親がいなくなり自分一人で生涯生きていくことになると、経済的に厳しくなります。

「労働力調査」によれば、男性の生涯賃金は、現役時代正社員だと2億3200万円なのに対し、週5時間程度の非正社員だと6200万円と4分の1程度で、これでは老後を暮らすことができません。
就職が厳しい時代でも、生涯のライフプランを考えて、会社員であれば、スキルや資格を身に付けるなどして、正社員の道を目指すことが望ましいと考えます。

男女働き方別平均生涯賃金