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ライフプランニング

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■家計仕分けとダウンサイジング

事業仕分けと家計仕分けはなぜ必要か

民主党へ政権交代した際、「事業仕分け」という言葉がとても話題になりました。各議員の厳しい突っ込みに、事業担当者が右往左往する様はテレビ中継を通してインパクトをもって伝えられました。現在の我が国の借金はなんと900兆円です。我が国の2010年度の国家予算を見てみましょう。

一般会計の予算は92兆円、しかし、税収は37兆円しかありません。つまり支出に対し収入は40%しかないのです。そこで、不足分の55兆円は貯金(特別会計)を11兆円崩し、残りの44兆円は借金(国債発行)をしました。その結果、国の借金は900兆円にも膨らみました。この数値を一般家庭に例えると、給与収入が370万円に対し、家計費が920万円も使う。そして不足分は110万円を預金を取り崩し、400万万円は銀行から借金をするというものです。その結果この家の借金残高は9000万円にも膨れ上がったということです。これでは、一般の家庭では当然破綻してしまいます。いくら家庭と違って国家だといってもこのまま借金が膨れ上がったら、国だって破綻してしまうことになりかねません。
だから、支出の予算を1件1件内容を検討して、本当に必要でないなら取りやめるように事業仕分けをしているのです。
実際には、事業仕分けをしてもあまり削れるような見直しはできていないのが現状です。

家計仕分けは、「必要なもの」と「欲しいもの」とに区分けする

よく、「うちは家計簿をちゃんとつけているし、無駄な出費はあまりない。だから、これ以上節約なんかできない!」というお話をよく聞くことがあります。しかし、多くの人は、家計簿をつけていても、記録の記帳と集計だけで、予算管理をして分析をしたり、対策(アクションプラン)を立てたりしている人はまれです。これでは、節約はなかなかできません。

そこで提案するのが「必要なもの」と「欲しいもの」の区分です。たとえば、子どもがいる家庭で、1日に必要な食費が1,000円とします。この1,000円の食費は食材の栄養のバランスや子どもたちの満腹感を満たすために必要なものなので削ることはできません。しかし、現実にはそれだけでは物足りず。「おいしいお肉」や「おいしいお刺身」、時には外食なども欲しくなります。これが「欲しいもの」です。一般の家庭ではこの「欲しいもの」が家計費の約3割になっています。この「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり区別して、「欲しいもの」は削る必要はありませんが「欲しいもの」をたとえば半分に抑えれば、家計全体の15%をダウンサイジングしたことになるのです。「今週はおいしいお肉」を買ったから、「おいしいお刺身は来週にしよう」といった具合です。

家計費を15%ダウンサイジングしよう