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■医療保険の種類と選び方

医療保険は医療に対する保障を主な目的としている保険です。病気やけがで入院した時、手術を受けた時などに給付金が受け取れます。医療保障が主なため、死亡保険金は一般的に少額で、死亡保険金がないものもあります。

医療保険を選ぶ主なポイントは次の4つがあります。

1. 入院した際の支払限度日数と通算限度日数を何日にするか:
支払限度日数とは、1回の入院で最大何日まで給付金が出るのかという日数です。
60日、120日、180日、360日、1095日限度などがあります。
通算限度日数とは、保険期間を通しての通算限度日数で、730日、1095日などがあります。

2.入院給付金が何日目から支払われるか:
日帰り入院型(日帰りでも給付されるタイプ)、1泊2日型(2日以上入院した時に1日目から給付されるタイプ)、5日型(4日間は給付なしタイプ)などがあります。

3.入院日額をいくらにするか:
入院1日につきいくら給付されるかという額です。5000円から10000円が主流です。

4. 保険期間は定期型か終身型か:
定期型は10年、15年などの期間で契約するタイプで、終身型は一生涯保障が続くタイプです。

FPからのアドバイス・注意点

1.入院支払限度日数は、最近、医療制度改革や医療技術の進歩により入院期間が短縮されてきていますので、支払日数を重視するよりも今後増えていく通院治療に対しての給付金を重視することをお勧めします。

2.保険期間に関しては、一生涯保障してくれる終身型が人気ですが、保険料が高いというデメリットもあります。最近では解約返戻金のないタイプが増え、その分保険料が比較的安くなってきています。払込期間は一生涯払込続ける終身払いタイプと60歳払込終了などと決まっている有期払いタイプがあります。収入がある60歳までに払い込み終了するのがよいでしょう。

3.医療保険を選ぶ際に大切なことは、自分に本当に必要だと思うものにのみ入るということです。医療保険の本来の目的は、入院給付金、手術給付金、通院給付金、少額の死亡保険金などが給付されることです。しかし最近ではこの基本に様々な特約を付けている商品が多くなっています。生活習慣病入院特約、女性疾病入院特約、がん入院特約、特定疾病入院特約、先進医療特約、通院特約など様々なものがあります。特約は当然のことながら付加すればするだけ保険料も高くなっていきます。

最後に

とにかく保険に入れば安心、ということではなく、いちばん重要なことはやはり貯蓄です。貯蓄で補えない部分を保険でカバーする、という考えが大事です。そして更に大切なことは、病気にならないための健康管理です。市区町村、会社などの検診を上手に利用し、医療保険のお世話にならないようにすることがなにより大切ですね。

医療保険の主な特約の名称と給付内容

特約の名称 給付内容(一般的なもの)
生活習慣病入院特約 がん、心疾患、脳血管疾患、高血圧、糖尿病で入院した時に入院給付金が受け取れる。
女性疾病入院特約 乳がん、子宮筋腫、甲状腺の障害、分娩の合併症など、女性特有の病気で入院した時に入院給付金が受け取れる。
がん入院特約 がんで入院した時に入院給付金が受け取れる。支払日数は無制限のものがほとんど。
特定疾病入院特約 (1)がん(2)急性心筋梗塞(3)脳卒中により所定の状態に該当した時に保険金が受け取れる。その他の原因で死亡した時も同額の保険金が受け取れる。
先進医療特約 厚生労働大臣が定める先進医療に該当する治療を受けた時に給付金が受け取れる。