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■がん保険と三大疾病保険の必要性

「がん保険」

日本人の死因のトップは「がん」で30%を占めています。そのがんになった時に強い味方になってくれるのが「がん保険」です。がんで入院・手術をした時に入院給付金は無制限、さらに手術給付金も受け取れるものです。

主な給付内容は

1.がん診断給付金 がんと診断された時に受け取れる。受け取り回数は1回のみの会社と複数回数の会社とがある。
2.がん入院給付金 がんで入院した時に入院日数に応じて受け取れる。給付日数に制限がないため、長期入院でも、入退院を繰り返してもその分の給付金を受け取れる。
3.がん手術給付金 がんで手術を受けた時に手術の種類によって受け取れる。入院給付金日額の10倍・20倍・40倍などとなっている。
4.がん死亡保険金 がんで死亡した時に受け取れる。がん以外で死亡した時も受け取れるが、一般的にがんによる死亡の場合より少額となる。

その他、「がん通院給付金」:がんで入院し退院後通院した時に受け取れる。
「がん退院給付金」:がんで入院し、その後退院した時に受け取れる。
などを取り扱っている会社もあります。

注意点

1.免責期間:がん保険には免責期間というものがあり、契約から90日以内に見つかったがんに関しては給付の対象となりません。

2. 対象になるがん:がんとは「悪性新生物」のこと。「上皮内新生物」など軽い症状のがんは保障されない場合がほとんどです。

3.加入者の制限:過去にがんになった人は保険に入れません。

アドバイス

1. がんは他の病気に比べ、突出して医療費がかかるわけではありません。けれども、がんと診断された時のご家族の精神的不安は計り知れないものがあります。そんな時この先の医療費の心配もしなければいけないのでは、ますます不安が増加してしまいます。これを軽減してくれるのが、入院した日数分給付金が出る「がん保険」です。

2.現在注目されている「高度先進医療」。これは数ある先端医療のうち、厚生労働大臣の承認を受けたもので、2010年末で88種類あります。しかし高度先進医療は高額な医療費がかかるにもかかわらず、公的保険が適用されません。たとえば、がんを治療するための重粒子線治療などは約300万円かかります。これを保障してくれるのが「高度先進医療特約」です。心配な方はこの特約がついているものを選ぶのもいいでしょう。
ただ、高度先進医療がすべてのがんに有効なわけではありません。治療ができないものもあります。これをふまえた上で特約に入るかも考える必要があります。

3. また、医療保険でもがんは保障されています。他の病気などと同じように入院給付金なども出ます。ですから、がん保険を検討する際には、現在医療保険に加入しているのであれば、その内容を確認してから保障が重複しすぎることのないよう選ぶことがポイントです。そして医療保険に加入していないのであれば、まずは基本である医療保険を検討することをお勧め致します。

「三大疾病保険」(特定疾病保障保険)

次に三大疾病保険についてみてみましょう。
この保険は三大疾病といわれる「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」のいずれかの病気になり、医師が所定の状態であると判断した場合に、死亡保険金と同額の保険金が受け取れるものです。契約はその時点で消滅します。またこの三大疾病保険金を受け取ることなく死亡、または高度障害になった場合も同額の保険金が受け取れます。
このように、この保険はがんのみに重点をおいているわけではありません。がんだけではなくこの三大疾病も心配、という方は、両者の保険を比較して考えることがよろしいと思います。

まとめ

医療保険に入る際に大切なことは、あれもこれもと特約をつけたり、大きな保障をつけたりしてそれで安心、とはしない、ということです。保険はあくまで保険ですから、やはりこればかりに頼るのではなく、「貯蓄」というものが何より大切です。「貯蓄」は何にでも使えます。実際の医療費は勿論、その他の雑費にも使えます。入院などの予備としての貯蓄額の目安は、毎月の生活費の半年分が理想となります。