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■火災保険の選び方のポイント

火災保険とは、損害保険の一種で、建物や建物内にある物品が火災・水害・風災などで損害をうけた時に補償金が出るものです。保険を選ぶ時に必要となる項目を6段階に分け、順を追ってみてみましょう。

選び方のポイント

1.保険の対象を選びます。どこに保険をかけるかということです。

・建物のみ・家財のみ・建物と家財両方のいずれかを選びます。

2. 建物の構造を確認します。コンクリート造か鉄骨造か木造かなどです。

3. 保険の補償の範囲を決めます。どこまでの災害を補償するのかということです。

  • ・火災損害:火災、破裂・爆発、落雷による損害
  • ・水災損害:台風、集中豪雨などを原因とした洪水や土砂崩れなどの損害
  • ・日常損害:盗難、外部からの衝突、落下水漏れなどの損害
    など対象範囲を選びます。

4.建物・家財の補償額を決めます。補償額を決めるには2つの評価基準があります。

  • ・「新価(再調達価額)」:保険対象と同程度の建物を建てる場合に必要な価額。
  • ・「時価額」:新価から使用した消耗分を控除した価額。

5. 地震保険に加入するかを決めます。

火災保険では「地震・噴火・津波」による火災は補償されません。地震が心配な方は、地震保険は単独では加入できませんので、火災保険に併せて加入しましょう。
(*地震保険については、「地震保険」の項目をご覧下さい。)

6.保険期間を決めます。通常1年間で更新していきますが、長期契約にした方が保険料が安くなります。

以上の項目から保険料が算出されます。

補償額を決めるポイント

補償額を決める評価額についてもう少し詳しくみてみます。
「新価」とは損害を受けた建物を再度同じように立て直すために必要な金額のことです。ですから新価で契約すれば、その建物が築後何年たっていても、そのものと同程度のものを再建するのに必要な保険金が支払われ、元通りにすることができます。
これに対し「時価」は災害にあったその時の建物の価値で評価するため、同等の建物を再建するのは難しくなるでしょう。

たとえば、時価が1000万円、新価だと2000万円の建物で考えてみます。新価で保険金が支払われる契約をした場合、建物が全焼すると2000万円の保険金を受け取ることができます。ところが時価契約だと、1000万円が上限となってしまうということです。
現在の新型火災保険はほとんど「新価」で契約するようになっています。

また2010年には、住宅の区分改正があり保険の大幅な改定が行われました。これにより、マンションなどでは従来の保険料が下がるケースがあります。加えて保険商品自体がわかりやすく手頃な価格となりました。すでに火災保険にご加入済みの方や「時価」契約の方なども、「新価」に新しい火災保険への切り替えを検討してみることをお勧めします。

保険の対象

建物 一戸建て・マンション・屋外設備(門・車庫など)
家財 家電製品・家具・衣類・各種製品(全体を概算合計で見積もる)
明記物件 30万円以上の貴金属・宝石・美術品など契約時に申し込むと対象になるもの