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■生活の身近なトラブルに対処、「個人賠償責任保険」のススメ

今年の東日本大震災の際に、地震保険の加入の是非が話題になりました。損害保険としては火災保険や自動車保険が一般的でよく知られていますが、先の震災を目の当たりにして、地震保険も加入しておきたいと思った人も少なくないでしょう。

しかし、あまり知られていませんが地震保険よりもっと身近で、こうした損害保険と同じように生活上、必要性の高い保険があります。「個人賠償責任保険」(保険会社によっては「日常生活賠償責任保険」という名称も)がそれです。個人賠償責任保険は、日常生活の中で、他人に対してケガをさせたりモノを壊したりして法律上の損害賠償責任を負ってしまう、あるいは治療費だけでなく慰謝料まで請求されるようなことがあった場合に、保険金を支払ってもらえる保険です。

実際に保険金が支払われる例をいくつか挙げてみましょう。

  •  ・自転車で人にぶつかってケガをさせたり、止まっているクルマに擦って傷をつけた。
  •  ・駅の混雑時に他人にぶつかってケガをさせた。
  •  ・マンションの洗濯機の排水ホースが外れて、階下に水漏れがした。
  •  ・子どもが学校や幼稚園、公園などで遊んでいるうちに友だちにケガをさせた。
  •  ・買い物に行った際、誤って商品を落として壊してしまった。
  •  ・飼い犬が散歩中、通りがかった人に噛みついてケガをさせた。
  •  ・立食パーティで、トレーにのっていた食べものを落として他人のドレスを汚してしまった。

などなど、身近にありそうなトラブルが対象となっています。

この個人賠償責任保険は単独では販売していないため、他の保険に特約としてセットで加入する必要があります。特約が付けられる保険は火災保険、傷害保険、自動車保険などです。個人賠償責任保険は保険料が安いのが特徴で、火災保険などに特約で加入する場合、保険金額1億円で保険料は月額100円程度です。月額200円ほどでクレジットカードに補償を付けられるカード会社もあります。
保険料の安さだけでなく、この保険のメリットは対象となる人の範囲が広いことです。たとえば夫が入れば妻や子ども、同居している親など家族全員がカバーされるのでたいへん便利です。
気を付けなければならないのは、特約の付いている保険やカードを解約した場合には、個人賠償責任保険も同時に解約されてしまう点です。他の保険につけ直しをすることを忘れないようにしましょう。

個人賠償責任保険の補償対象にならない例

個人賠償責任保険の補償対象にならない例