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生活の三大資金

老後資金

■老後の資金準備は早めに始めるほど安心 

老後のために必要な資金は3000万円余り。この金額を準備するのは大変です。しかし、だからこそ早めに準備を始めることが毎月の負担を軽減することになります。
定年までの期間が短くなるほど、目標額を実現するために毎月の積立額を大きくしなければなりません。また、それだけの積立を負担できないとなると高い利回りを狙うしかなくなるからです。高い利回りを狙うとなると、株式や外貨商品などのリスクが高い商品に積立額の多くを投資しなければならず、それだけ元本を割る可能性が高くなってしまいます。

たとえば、仮に退職金が2000万円出るとして、必要な老後資金3000万円から退職金を差し引いた1000万円を60歳までに準備します。もし35歳から準備を始めるなら3万円ずつの積立で0.9%の運用利回りがあれば実現します。一方、50歳から始めるとなると6万円ずつ、しかも6.3%もの運用利回りが必要になってしまいます。0.9%なら預貯金や債券などの安全性が高い商品ですむところですが、6.3%となると株式などに投資せざるを得なくなります。リスクが高い分、逆に元本を割る可能性もあります。

毎月一定額購入でリスクを減らそう

リスクの高い商品は少しでもリスクを抑える購入方法で利用しましょう。ドル・コスト平均法という手法で、株式や投資信託など価格が変動する商品を毎月一定額ずつ購入していきます。すると価格が安い時には多く、価格が高くなった時には少なく購入するため、図表のように平均の購入単価を下げることになります。
たとえば、図表のように毎月10,000円ずつ購入する場合、株価が500円なら20株、300円なら33株を購入します。 すると毎月一定株数の20株ずつ購入するのと比べて平均の購入単価が引き下げられているのがわかります。
長期にわたって下落相場が続かなければ保有資産の安全性が高まります。最近では銀行や証券会社で毎月一定額ずつ購入することができる商品が増えてきています。

また、運用対象を分散させることもリスクを小さくするには大切なことです。たとえば、運用資産の全部を株式などに投資するのではなく、半分は預貯金や公社債などの安全資産、残りの3割を外貨商品、2割を株式などというように分散します。さらに外貨商品の中でもアメリカの国債と外貨預金というように分散します。このように分散することで経済情勢の変化など不測の事態が起きても傷が浅くすみます。

老後資金は確実に必要な資金です。早めに準備を始めることでリスクを軽減でき、また確実に準備することが可能となります。ただ、株式や投資信託などへの投資をするのであればその商品内容を把握してから始めるようにしましょう。

ドル・コスト平均法の効果

時価の推移

毎回一定口数を購入

単位:円

  1回目 2回目 3回目 4回目 合計 平均購入単価 保有時価
(株価500円)
購入数量 20株 20株 20株 20株 80株 500 40,000
購入金額 10,000 6,000 17,000 7,000 40,000

毎回一定金額を購入(ドル・コスト平均法)

単位:円

  1回目 2回目 3回目 4回目 合計 平均購入単価 保有時価
(株価500円)
購入数量 20株 33株 11株 28株 92株 434 46,000
購入金額 10,000 10,000 10,000 10,000 40,000