OCN | マネー - 家庭のマネー学 -

家庭のマネー学 ライフプランから資産運用まで〜 あなたと家族を守る人生ガイド

生活の場面別

日常生活の危機管理

■そんなうまい話は…クレジットカードの「おまとめローン」にご用心!

「おまとめローン」の甘い罠:Aさんの場合

会社員のAさんは、消費者金融からの借金を返済するために別の消費者金融から借りては返す、を繰り返していました。
しかしある時、融資額限度額が決められて、他の消費者金融でもこれ以上の借金ができなくなりました。これは、2011年6月から改正貸金業法による総量規制が完全施行され、借入残高が年収の3分の1を超えると新規の借り入れができなくなったためです。1社50万円、他社と合わせて100万円を超える借金の場合には、源泉徴収票や給与明細など年収を証明する資料が必要となりました。
そこでAさんは、クレジットカードの「おまとめローン」で借金返済ができることをインターネットで知り、問い合せをしたところ200万円まで融資可能といわれました。融資を受けるためにカード番号と有効期限を教えると、自分の名前で家電製品数点をカードの分割払いで100万円購入したことにされ、現金で70万円がAさんの預金口座に振り込まれました。しかし翌月から家電製品の分割支払いが始まり、以前にも増して返済が困難になってしまいました。こうしたトラブルが最近とても増えています。

場合によっては法律違反になるケースも!

気をつけなければいけないのは、Aさんのようなカードの使い方をするとクレジットカードの会員規約に違反する行為をしたことになり、クレジット会社から強制退会となり、残債務について一括返済を求められる可能性があることです。また、クレジットカードの現金化が不正な利用方法であることを知りながら利用した場合には、Aさん自身も詐欺罪(刑法第246条)などに抵触する可能性があるので注意が必要です。

まずは専門家に相談を

Aさんのケースのように多重債務になった場合は、消費生活センターや弁護士会、司法書士会、法テラスなどに相談すれば必ず解決できます。
解決方法はいろいろありますが、裁判をしなくても依頼した弁護士が債権者と話し合って和解をする任意整理が一般的です。