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■トラブル続出! 両替できないマイナー外国通貨投資!

聞きなれない通貨への投資話は要注意!

外貨投資の定番であるドルやユーロが不安定なことから、最近、聞きなれない外国通貨への投資話が多くなっています。
トラブルで多いのがイラク・ディナールやスーダン・ポンドなどで、これらは通常、日本の銀行では取り扱っていない通貨のため両替ができません。自宅や会社に電話がかかってきて、「必ず値上がりする」、「投資家が欲しがっている」などと勧めています。いずれも数千円の換金価値しかない通貨を数十倍の価格で購入させており、暴利行為といえます。

イラク通貨で大損失::Sさんの場合

Sさんのケースを紹介しましょう。聞いたことのない社名のA社から自宅に電話があり、「経済発展が見込める有数の産油国であるイラクの紙幣を今購入しておくと、政情が落ち着くであろう近い将来には1990年当時の価格まで戻る可能性が十分にある。そうなれば、今より200倍から300倍に値上がりし、必ず儲かる。その際は当社が買い取ってもいい」と勧誘され、10万ディナールを50万円で購入し、数日後に紙幣が送られてきました。
その後、A社に紙幣を買い取ってもらおうと何度も電話をしましたが、担当者はいつも不在で、そのうち連絡が取れなくなりました。Sさんは手持ちの10万ディナール紙幣を換金できずに困っています。
イラク・ディナールなど、主要な為替市場で取引されていない通貨は為替レートがわかりません。輸入の際適用される税関の外国為替換算レートを参考にすると、最近の100ディナールは7〜8円程度です。Sさんが50万円で買った10万ディナール紙幣は8000円前後の価値にしかなりません。

よく知らない通貨には手出し無用

見知らぬ業者の話を鵜呑みにしても、買い取りが実行されることはまずありません。投資したお金を取り戻すことはたいへん難しいといえるでしょう。登記簿上の住所はレンタルオフィスである場合も多く、実態をつかむことは困難です。ご自身がよくわからない通貨を買うことは避けた方が賢明です。もし購入する場合には、事前に銀行に換金の可否と換算レートを確認することが必要です。