OCN | マネー - 家庭のマネー学 -

家庭のマネー学 ライフプランから資産運用まで〜 あなたと家族を守る人生ガイド

生活の場面別

日常生活の危機管理

■訪問業者による貴金属買い取りには細心の注意を!

ついうっかり売ってしまった…:主婦Kさんの場合

最近の金価格の高騰で、貴金属店には手持ちの宝飾品を買い取ってもらう客が列をなしています。こうしたブームに便乗した貴金属買い取り業者とのトラブルが急増しています。
横浜市に住む50歳の主婦Kさん宅に、ある日、不要な貴金属を高額で買い取るという業者が訪問してきました。いったんは玄関先で断わりましたが、とにかく見せて欲しいとしつこいので、もう使っていないネックレスとブレスレットを見せました。その場ですぐに1万円で買い取るといわれたため、つい売ってしまいました。業者が帰ったあと、買ったときの値段に比べてひどく安いと思うようになり、翌日、業者に連絡をしてキャンセルをしたいと伝えましたが、領収書に「解約不可」と書いてあると断られました。強く文句を言おうとしましたが、免許証のコピーを渡したことも不安に感じそれ以上は言えず、「やっぱり売るんじゃなかった」とひどく後悔しています。

訪問による買い取りは解約できない?!

業者が自宅に訪問してきて、消費者の所有する貴金属を買い取るという契約を結ぶ場合には、「特定商取引に関する法律」の適用はなく、クーリング・オフはできません。いったん業者に品物を引き渡すと、あとで解約、返品して欲しいと申し出ても応じられることはほとんどなく、業者の連絡先さえわからない場合もあるので注意が必要です。

まずは先方の身分確認を

貴金属などの買取サービスを行う業者(古物商)は、古物営業法の規制を受け、公安委員会の許可が必要となっています。また、取引の際は「古物商許可証」を携帯しなければならないことになっています。
トラブルに遭わないためには、許可証の提示を求め、どのような業者なのかを確認してメモしておきましょう。買い取りの際には、買い取り価格の計算根拠や、買い取り条件などが明記された書面ももらうにしましょう。また、業者が来たときはひとりでは応対せず、家族や親しい人などに同席してもらうことをお勧めします。